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雷電温泉郷 ライデンオンセンキョウ サンセットシーンに日本海の幸、伝説とロマンの景勝刀掛岩を望む大自然のいで湯、雷電温泉郷 岩内市街から国道229号を車で西へ15分ほど走ると、美しい海岸線の続くニセコ積丹小樽海岸国定公園内にある雷電温泉郷にたどり着く。3軒ある温泉宿は、何れも雷電国道の開通した昭和40年頃から営業している由緒ある老舗宿。湯殿から視界に飛び込む日本海の大パノラマを前に、時の経つのも忘れ、沈む夕日をのんびりと眺める・・・そんな贅沢を叶えてくれる癒し系の宿だ。肌にやさしくからむ無色透明の湯は、山間2.5kmの岩盤から断層の間を縫って湧き出る石膏泉。神経痛、皮膚病、リウマチ、創傷、火傷などへの効能がある。この大自然と神秘に抱かれた雷電の地には、その昔、戦に敗れ逃れ蝦夷地に渡った義経主従にまつわる伝説も数々残されている。雷電の語源は、この地を支配していたアイヌの酋長チパの愛娘メヌカと恋に落ちた義経が別れ際に「らいねんきっと戻る」となぐさめた叶わざる再開の言葉「らいねん」が転訛した呼称だとか。他にも、雷電のシンボル「刀掛岩」は弁慶が大刀を置くためにひねったものであるという設など、ロマンあふれるこのような伝説すらなぜか信じてしまうのは、この地の魅力のせいなのだろうか。義経ゆかりの地のいで湯とロマンに浸った跡は、新鮮な日本海の幸に舌鼓。雷電温泉郷は、西積丹岩内町を代表するやすらぎの郷として、多くの観光客に愛されている。
特 徴
刀掛の岬(かたながけのみさき) 雷電温泉郷の象徴。弁慶が義経に従って北上し、この峠で一休みした際、弁慶のさしていた刀があまりに大きく、置くことができなかったため、怪力の弁慶がやにわにあたりの岩をひねって岩の刀掛をつくり、その大きな刀を掛けて休んだとの伝説をもつ。 不落の洞窟(ふらくのどうくつ) 刀掛の岬を海沿いに小舟で進むと、海面にぽっかりと口を開ける神秘的な洞窟がある。洞窟内の高さは約16m、幅4〜20m。水面を60m程舟で進むと、更に陸が60m続く。中は真暗でコウモリが生息している。観光船(有料)あり。 雷電海岸の釣り 絶好の釣り場。そそり立つ絶壁がそのまま海に入り込んでいるので、海岸全体が岩場となり俗にいう根付け魚が生息している。磯から100m沖合は砂場になるので、春はカレイ釣りなども楽しめる。春釣りなら6月、秋釣りなら10月がオススメ。
歴史 この海岸は、その昔、北海道西海岸随一の難所として知られ、幾多の尊い命をうばっていた。昭和26年から12年の歳月と巨費を投じ、昭和38年、雷電国道が開通。同時に、産業、観光で一躍脚光を浴びてきた。 アクセス 車.....札樽道小樽ICから100km2時間、岩内市街から13km約15分 タイヤチェーンが必要になる時期.....12月 1月 2月 3月 電車、バス.....札幌からバス約2時間30分、岩内市街からバス約30分 |
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